2020年東京五輪が準備遅れ?新国立競技場は屋根なし開催?
昨日、浅田真央選手が競技生活続行を宣言されました。
ただ、次回の2018年平昌冬季オリンピックへの出場については、現時点では明言をされませんでしたね。
平昌冬季オリンピックといえばスポンサーが集まらず、開催資金不足でご苦労されているようです。
競技場の建設計画も、計画通りには進展せず、工事の遅れが深刻といった情報も頻繁に耳にし、次回の冬季オリンピックを目標に日夜努力している選手のみなさんにとっても心配なのではないでしょうか?
それに引き換え、2020年の東京夏季オリンピックにはすでに多くの大口スポンサーが集まり、開催資金面では問題がないような情報も聞かれます。
なので、会場建設など準備も順調なのかとおもいきや、意外にもそうでもなさそうなのです・・・。
2020年の東京五輪メイン会場には屋根がない?
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冒頭でも触れたように、2020年の東京夏季オリンピックには多くのスポンサーが既に名乗りを上げておられ、資金調達も順調に進んでいるようで、オリンピック開催準備は計画通りに進んでいるものと思っていました。
管理人がこのように楽観視していた理由は、比較対象として見てしまう韓国の2018年平昌冬季オリンピックの存在があったからです。
平昌冬季オリンピックの開催準備が遅れている原因にはいろいろなことがあるでしょうが、やはりなんといっても資金不足が最も大きな要因ではないでしょうか?
昨今の韓国経済の後退で、平昌冬季オリンピックへの韓国国内からのスポンサー誘致が進まない中『無い袖は振れない』状態で、工事はしたくても建設資金がないことが最も大きな要因だと思っていました。
なので、資金的な問題がある程度クリア出来ている2020年東京夏季オリンピックには、会場建設遅れなどの問題はないものと楽観視していました。
しかし・・・
なんだか衝撃的な事実が情報として飛び込んできましたね(驚)
2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の開閉式の屋根の工事が資金的にも厳しく、工期も間に合わないため屋根の設置はオリンピック終了後になるというものです!
浅田真央選手が公式に現役続行の記者会見を開いた同じ18日に、下村博文文部科学相が舛添要一東京都知事と会談され、新国立競技場の開閉式の屋根の建設はオリンピック終了後へ後回しにする仰天プランを明かされたようです。
2013年アルゼンチンのブエノスアイレスで行われた、2020年夏季オリンピック開催地決定のためのIOC総会で、滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」パフォーマンスでも有名になった誘致演説でも、しっかりと開閉式の屋根のついた新国立競技場が紹介されていました。
それなのに、ここへ来てメイン会場の屋根の設置を見送るとはどういうことでしょう?
潤沢と思われた2020年東京五輪もやはり資金は厳しいのか?
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下村文部科学相が、舛添東京都知事に明かされた考えは「整備費用の減額を図るため、開閉式屋根の設置を五輪後に後回しにするべき」というものでした。
また同時に「費用の減額と工期の短縮を図るため、8万人収容の観客席のうち35パーセントを仮設としたい」ということもおしゃっています。
この事を単純に読み解くと、
・費用の減額=資金不足
・工期の短縮を図る=建設工事が遅れている
ということになりませんか?
一体、実際の東京五輪の進捗状況はどうなっているのでしょう?
先のブエノスアイレスのIOC総会で、『TOKYO』が選ばれた大きな要因の一つに、「約45億ドル(約4000億円)の開催準備資金」が確保されているというものがありました。
ごく最近の報道でも、2020年東京五輪には数多くの大手優良企業のスポンサードが続々と集まっているという情報も目にしてきていました。
それなので管理人は、東京夏季オリンピックに限っては、開催資金が足りないなどということはありえないと勝手に思い込んでいました(汗)
ところが、下村文部科学相は、舛添都知事に500億円に登る整備費用の負担を要請したようです。
確か、当初の新国立競技場は29万平方メートルの総床面積で建設される予定でした。しかし、それを25%縮小して22万平方メートルに施設規模を縮小することで現在工事が進められています。
それが、更に開閉式の屋根が設置されず、8万人収容の観客席の35%は仮設席にしようという提案がされたようです。
経済は生き物と言いますが、物価の変動で建設資材や人件費なども大きく変動するのでしょうね。
アベノミクスで日本経済が回復の兆しがあるとはいえ、まだまだ安泰というには程遠いことが、新国立競技場の迷走によっても浮き彫りになったというのは皮肉ですね(^^;;
オリンピックは回を重ねるごとに開催規模が肥大化して行っているようですが、自動車のF1グランプリやサッカーのワールドカップなどのスポーツのビッグイベントも含めてドンドン経費がかさんで、今後はよほど経済的に余裕のある国でないと立候補すらできなくなるかもしれませんね。
東京五輪ですら、このような問題が浮き彫りになるのですから、2018年平昌冬季オリンピックは外野が思っている以上に苦しいのだろうなということは容易に想像できます。
新国立競技場は2020年の東京五輪開幕前に、2019年のラグビーワールドカップで開幕戦と決勝戦の会場としても使用されるようです。
またオリンピックは、開催の前年にプレオリンピックが開催されるので、同じく2019年に新国立競技場で国際スポーツ大会が開催されるはずです。
(ちなみに、このプレオリンピックを開催するようになったのは、1964年の東京オリンピックからのようです^^)
ですから、もうそれ程時間的に余裕が有るわけでもないようです。
日本の国民誰もが待ち望み、非常に関心の高いスポーツの祭典なので、準備計画の進捗状況などが誰にでもわかるようになれば嬉しいですね!
そして何よりも、計画通りに準備が進み、世界各国から参加される選手が日頃の練習の成果が遺憾なく発揮できる設備が完成し、記憶に残る素晴らしいオリンピックになることを切に願いたいものですね!
長文、駄文を最後までお読みいただきました事に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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